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私の高山病研究 my study of altitude sickness [旅]

7月14 日

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中央アルプス駒ケ岳ロープウェイで、しらび平(海抜1,662m)から一挙に千畳敷カール(千畳敷ロープウェイ駅で海抜2,612mです。)まで上ります。(右上)日本一の標高と高度差です。もっと言えば、昨日泊まった伊那市市街の標高600m前後、菅の台バスセンター標高850mです。菅の台バスセンターからバスでしらび平まで来ました。
せっかくなので、自分の場合の高山病研究をしてみたいです。
左上は今回のツアーのプランナーで我々老人介護人であるありがたーい2人です。(以下、介護人)
泊まる千畳敷ホテルの標高(左下)です。
上って来ても霧の中で小雨気味です。何となくしばらくロビーで沈殿です。(右下)

高いところと言えば、昨日は標高2,000mほどの美ヶ原で平常でした。
昨年秋八海山(ただし、女人堂まで)の1,370m、今年4月半ばの西穂ロープウェイ2,156mあたりが最近です。どちらも平常でした。
新潟の山なんてだいぶ前の守門岳1,537mだし、八十里越なんか1,000mまでくらいだから平地みたいなもんです。

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諦めて小雨の中を上りだします。2人の介護人と4人の老人です。介護人1人と老人(介護人と比べ相対的に老人という意味)男性3人が上ります。
右2点は八丁坂の上りです。ここを上がって千畳敷カールの縁まで上ります。木曽駒ケ岳までの一番の上りです。
この上りの途中で、赤いヤッケの介護人が息が上がりだします。
もう一人の介護人はロープウェイで上がった時点で体調不良(高山病?)でホテルステイ、さらに非介護人の老婦人は正常だけどハナっからホテルステイです。

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八丁坂を上りきれば乗越浄土です。千畳敷カールロープウェイ駅から260mほどの高さです。(左上)
ここから中岳以外は木曽駒ケ岳(2,956m)までほぼ平坦です。ここでは介護人以外の男子非介護老人3人は正常です。
京都太秦辺りから来た陽気な関西人グループです。(右上、左下)
「Y字バランスー!」と私がおだてると岩にのった人は本当にやっちまいました。(左下)中岳山頂の岩です。この場合落ちたら悪いのはどっち?自己責任?それともおだてた私?無事でしたが、ノリノリの関西人にご用心です。
右下は木曽駒ケ岳登頂です。この2人と私が呼吸が変です。緑ヤッケの男性と私は中岳(海抜2,925m)、もしくは木曽駒ケ岳の上りで息が切れ始めました。それと足元が妙にフラつきます。
単独で来ていた他の太った男性が木曽駒ケ岳頂上手前でハアハアとヤバイ感じで喘いでいました。やはり3,000m近くなると高山病の危険があります。まして一挙にロープウェイで上がった場合、前日からの体調などによってはヤバイです。
我らのパーティーではただ1人だけが正常です。

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下山です。
八丁坂の下りは要注意です。(右上)下も八丁坂です。子供も上って来ます。この辺りからの高山病気味な3人の呼吸が正常になって来ました。フラつきも治ります。
これより上部(乗越浄土より上)では、早く酸素がもっと欲しいという気分でした。
左上は八丁坂下の雪渓で剣ヶ池へ下りる道です。

この晩は、介護人以外の老人4人は軽い飲酒しました。

7月15日

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朝、雲が上がりだしています。カールの様子が見渡せます。(下)
宿のホテルの庇の下にイワツバメの巣が有ります。盛んに親鳥が飛び交っています。

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晴れ間をぬって、男子老人3人と介護人2人が、昨日のコースを途中まで上ります。
左上が昨日上った八丁坂です。雲がとれて全貌が見えます。八丁坂の上の乗越浄土もわかります。
皆んな八丁坂を快調に上り昨日みたいに呼吸も問題無しです。(右上)昨晩、標高2,612mのホテルで泊まったことで高度順化は出来た様です。
下は八丁坂途中から振り返って見たその標高2,612mのホテルです。昨日は何にも見えませんでした。こういった景色がいいとか気分的なことも軽い高山病には影響するかも知れません。

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はい!乗越浄土に着きました。カールの縁の部分です。標高2,900m弱です。
介護人2人はじめ全員快調です。(上の左右)
時間的にこれ以上上れないので、ここから引き返します。
下りもニコニコOKです。(下)

と言うことで、昨日、私と緑ヤッケの男性は2,900m辺りで高山病になり治ったのは2,700m辺りに戻ってからです。介護人女性は2,800m辺りで息が苦しくなっています。だいたい標高3,000m辺りで発症するようです。
そして、一晩標高2,612mのホテルで泊まり高度順化して、今日は2,900mの乗越浄土にいても大丈夫でした。

昔々、20歳代しょっちゅう山にいた頃は高山病の気配は全く無かったです。
南アルプス南部の3,000m級の山々に半月いた頃、南アルプスの北岳(標高3,193m)など白峰三山でも、
北八ヶ岳のしらびそ小屋(標高2,097m)で10日間ほど小屋番をしていた頃(勿論、標高2,646mの西天狗岳に上っても)、穂高連峰(奥穂高岳 標高3190m)を巡った頃、まるで高山病の兆候は無かったです。
この中央アルプスにしても少なくとも5回は来ています。木曽駒ケ岳〜南駒ケ岳を縦走して木曽側に降りたこともあります。同じ山でもしょっちゅう高山に入っていた頃は高山病にはなっていないです。

その後、山登りをしなくなり30歳代になってたまたま乗鞍岳駐車場(標高2,700mほど)まで車で上がり(マイカー規制以前)、更に30分ほど歩きで上った時非常に息苦しさを覚えました。2,800mほどの標高だったと思います。家族で私だけです。その時は大阪からほとんど寝ずに運転して来て寝不足でした。これが最初の私の高山病体験です。その後が昨日の一件です。

私の場合です。
普段低地にいて、疲れ、寝不足状態で車やロープウェイなどで急に標高3,000m近くに上って1〜2時間ほど滞在するとなるようです。標高の低いところに降りると治ります。その辺りの高度のところで一晩過ごせば高度順化します。
症状は息苦しさと、足元のフラつきです。頭痛などはありませんでした。

それにしても、木曽駒ケ岳頂上近くでハーハー息をしていた人がいましたが、かなり危険な感じでした。

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植物も高度と環境で生息域が異なってきます。
これらは乾燥して水はけの良い砂礫地を好む植物たちです。尾根で見られる仲間です。
ミヤマキンバイ(左上)、ヒメウスユキソウ(左中)、イワツメクサ(左下)、ミヤマダイコンソウ(右上)、オヤマノエンドウとミヤマキンバイ(右下)らがカールの上の砂礫地に多く見られました。

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カール内には残雪や、水の流れ、湿地、池が有ります。水分の多い環境にある植物たちです。
チングルマ(左上)、アオノツガザクラ(中上)、シナノキンバイ(右上)、アオノツガザクラとコイワカガミ(右中)、ハクサンイチゲ(左下、右下)などがカール内のそう言ったエリアに見受けられます。

たくさんの高山植物が見られましたが、夏がすすむにつれて更に多くの花が見られそうです。

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今朝早くだいぶ雲が薄れてカールの様子が見れましたが、やがてまた雲が出てきました。
それでも2日間、新潟で天気予報を見て思っていたほどの悪天候にもならずに良かったです。
楽しい仲間と楽しく過ごせました。介護人さんありがとうございました!

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