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吉ヶ平自然環境調査 2019.07.22 Yoshigahira Natural Environment Survey [しただ郷自然くらぶ]

7月22日

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今日はドンデと言うところに調査に入ります。
今日のメンバーです。(左上のカッコつけてる人は、道の駅の店長だからしただの人はたいがいご存知でしょ!午前中休みを取っ て参加してもらいました。)自然くらぶの横浜支部のメンバーやいろんな人が来てますよ。
右の地図の丸で囲った辺りがドンデです。吉ヶ平から守門岳に上る網張新道の途中で、網張岳の長い尾根の麓と吉ヶ平の間にある台地です。標高500mほどです。(吉ヶ平は400mほどです。)
大佐渡山地のほぼ中央にあるドンデン山は、頂の丸い山の意味「鈍嶺(どんでん)」に由来しているそうですが、そのへんに変わった名前の秘密があるのかも知れません。ドンデの頂き一帯はススキや、オギに覆われた草原です。

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炭焼き小屋の裏から網張新道が始まりますが、ここはもうよくイノシシが出没するエリアです。友だちがここで仕掛けた固定カメラにも捉えられていました。歩き始めるとすぐにおびただしいイノシシの足跡が見られます。2つに分かれたヒヅメの跡が特徴的です。

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アゾアジサイの青が映える森を歩くと30分足らずでドンデに着きます。(下)空が開けていますが、背の高い草に覆われています。
奥にそびえる尾根が網張岳の尾根です。左上方向が網張岳、大岳、守門岳頂上へと続いています。一度下ったことがあるんですが、嫌になる長い尾根です。

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前々回の調査に参加いただいたお客様が今日も来てくださり、とても植物などにお詳しい方なので助かりました。ドンデはススキとオギが同居して生えています。よく似たこれらの区別方法も教えていただきました。湿気の多い場所はオギ、乾いた所はススキと住み分けています。株立ちしているのがススキで、1本づつ立っているのがオギです。オギは左上のように茎の下の方が剥き出しになっているのも特徴です。
若いアキアカネをたくさん見かけます。尻尾が折れてカビの生えた死骸もありました。(右下)これらの若いアキアカネは暑くなるとさらに高い山へと避暑に移動します。
左下はサルナシの実です。未だ未熟です。

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「NPO しただの里」の大竹さんがドンデへの道案内してくれました。(彼も自然くらぶのメンバーでもあります。)ここから、かつての銅鉱山跡へ続く道の草刈りをするというので、ここで分かれて、私たち調査隊は右へ(守門岳、網張新道方向)と行きます。

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ドンデを過ぎてまた森に入ります。
ミズナラの葉にオトシブミの揺り籠を見つけました。(親が葉を巻いて中に卵を産み付けてあります。孵化した幼虫はこの葉を食べながら育ちます。)木の下にこの揺り籠が落ちている様が、誰かの文(手紙)が落ちているみたいなのでついた甲虫の仲間です。風流な名前でしょ!(左下)
右上はキハダの枝の樹皮を剥いたところです。樹皮の下に黄色い鮮やかな層が有ります。キハダの樹皮は黄檗という生薬で苦味があり、殺菌力もあります。
右下はオニグルミの葉痕です。何かの顔に見えるでしょ。冬芽の時期にはもう少しリアルに羊っぽい顔をしています。
左上はアバラシ沢にかかる木橋です。ここからもう5分ほど行った辺りで引き返します。
網張新道は次の沢を渡った辺りから網張尾根の取り付きになります。そこから先は急登です。

ドンデに戻り「草刈ハルヨシ」さん(最近彼は河井継之助や小林ハルの映画出演が続き、俳優づいてます。)と合流します。300mくらいは頑張って刈ったようです。

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ドンデ調査は終わりました。
帰り道で例のとても植物に詳しいお客様に珍しい話を教えてもらいました。地元の方なんで貴重なお話です。
しただの笹団子を縛る紐に使うタヌキランというスゲが山荘からゲート間の道にあるんです。(左上)紐の作り方も披露してくださいます。(右)完成品は道の駅に売られています。(左下)この話を聞いていた大竹さんが「そう言えば、親に言いつけられてこのスゲ(しただではイワスゲと言います。)を採りに行った!」と、思い出しました。うーん!色々話が繋がります。

このお客様はじめ皆さんのおかげで、いい調査が出来ました。

例によって、まんまメモを記載します。

観察メモ(観察順、メモのまま)

山荘・炭焼き小屋裏〜森
クサソテツ、アカソ、オオウバユリ、オシダ、ヤマブドウ、イノシシヌタ場、イカル、ノブキ、コオニユリ、ケアブラチャン、サワフタギ、トリアシショウマ、モミジドコロ、オオニワトコ、ジュウモンジシダ、オシダ、エゾアジサイ、ヤマイヌワラビ、クロツグミ(いろんな鳴き真似)、トリアシショウマ、ノリウツギ、ホウチャクソウ、鉱山神社、ケナシヤブデマリ、オカトラノオ、ダイコンソウ、リョウブ、オオバクロモジ、サワフタギ、ツノハシバミ、

ドンデ〜アバラシ沢〜折り返し
オギ、ススキ、イブキヒメギス、アキアカネ、イブキトラノオ、アケビ、カラハナソウ、サルナシ、コゴミ、ミズヒキ、ワラビ、カラハナソウ、ヤマモミジ、ホドイモ、コウモリカズラ、スギヒラタケ、オクマワラビ、ウド、ニイニイゼミ、オニグルミ、サワグルミ、トチバニンジン、エンレイソウ、チシマザサ、ムラサキシキブ、キハダ、ヒヨドリバナ、トリアシショウマ、

折り返し〜アバラシ沢〜ドンデ〜森〜炭焼き小屋
ヌルデ、アカイタヤカエデ、クロヅル、ユキツバキ、ハリギリ、ホウチャクソウ、ホトトギス(鳥)、オニドコロ、マユミ、ボタンズル、ケトチノキ、アカゲラ、リョウブ、キツネノボタン、イカル、サワグルミ、ダイコンソウ実、ミズヒキ、キツリフネ

吉ヶ平山荘〜ゲート
サワシバ、タヌキラン

皆さんありがとうございました。
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